私が16歳の時だったろうか?バイクの免許を取得してヘルメットを被らずスズキのGT380ccで高校に通いながら同級生のA.Hと言う女性と何故か恋仲に成り此のこは同じ学年でも結構優等生で頭も良く私みたいな悪とは無縁の女性ではあったが私が始めて処女を破った子でもあった。初めてのHではとても痛がっていたが3度目の注入の時はスンナリ入った。私は当時シンナ-に夢中であったが彼女は全く薬物は遣らない。その時バレンタインに貰ったレコ-ドはダイアナロス&スプリ-ムスだったと思う、今から何年経つだろうか?45年前の事であるが、私の脳裏にしっかりと浮かんでいる。彼女は正月元旦に何処か雪国に行きたいと言い出した、何処行く?と尋ねたら結局北海道に行く事に決まったのだ、所謂駆け落ちみたいなものである、途中夜行列車で切符もキセルを使ってての乗車なので車掌が見回りに来ると便所に隠れては青森迄何とか辿り着き青森から連絡船に乗り函館に着いた途中札幌で雪合戦で大笑いしたのが何故か単純な事なのだが楽しい思い出でであった。そしてタクシ-の運ちゃんに何処か安い旅館に連れて行ってくれといい連れて行かれた旅館がボッタクリの旅館であった、当時一泊7千円位取られたろうか?その次の日に違う旅館に泊まってHをして終わったときお上さんがカレ-ライスをご馳走してくれたのだ、彼女が綺麗に洗ってご馳走様と文章と共にドアの前に置いて置いたらお上さんがとても気に入ってくれ今の若い者にしてはとても礼儀正しいと気に入られ私たちが東京から駆け落ちして来たと話をしたら親身に成って聞いてくれ私はバ-テンで彼女はホテルの受付だったかも知れないが、彼女は捜索願が出ており仕事を向かえる前の晩Hをしている途中ドアがトントンとノックをするのでお上さんかと思ったら何と刑事であった。彼女は急に泣き出しそれから牢屋に(二人に一緒に寝かしたいけどな)そう言う訳には行かないから確か隣同士で寝かされたと思うが朝まで私と彼女と刑事と爆笑の雑談で一睡もしなかつた。

そして次の日彼女のお袋さんと私のお袋が東京から迎えに来て一緒に帰った様な気がする、帰ってから彼女の態度が急変に私から通ざかって行く様な気がした。何故かと言うと私の友達と恋仲になってしまったのである。私は彼女が好きだったので激怒して彼女に問い詰めたらもう彼女は以前の彼女の真面目な点は無くすっかりと不良に成りかけてしまった。何故ならば私がヤンチャばかりしていたのでSEXも私が女の目覚めを覚えさせたので色々な男へと走り出していったと私は思う。であるが何で私の友達と恋仲にならなきゃいけないのか?と私は余りにもショックで何度も何度も電話を掛けたりし合って分かれるのは嫌だと情けないが涙ながらに訴えたものであった。でも彼女首を縦には振らなかった。其れほど彼女をほかのしかも私の友達に取られるとは信じがたかった、此処で普通の男だったら友達をぶっ飛ばして何だてめえと言いたかったが幾ら悪街道の私でも彼女の代わり様にすっかりと冷めていった気がする。

その後私にディスコで知り合った新しい女が出来たので幾らかは彼女への思いが通ざかって行った。後から風の便りで聞くと性の目覚めから色々な男と関係を持つような女性に成っていったそうだ。だが当時彼女と付き合っている時私にも他の彼女と言うか彼女の友達が私の事を好きだった女性がいたのだ。でも私は面食いだったのでA.Hの彼女より顔が幾らか劣る女性が余り当時好きに慣れなかった北海道に行く前にその彼女に電話して此れから北海道へ行くんだ、とその旨伝えたら私も連れて行ってと行ってくれた彼女に最初から付き合っていたら嫌な思いはしなかったろうになと心に思った。

帰ってもその子は一切口を聞いてくれなかった思いがある、そんな中で私は高校を退学になり水商売に働く様に成った。こんな小さな一頁なる青春が私にあったである。まだまだ面白い青春時代を紹介したいが又の機会に記すのでその時はあしからず。此れは私のほんの青春のイッペ-ジなのである。    了  tokyobowy